心の質を上げて質の高い作品を生み出す

誰かに伝えたいと思ったことを、伝えないほうがトラブルがないからと黙ることを覚えて、当たり障りのない言葉ばかりを並べていく作業にうんざりしている。

 

外に発する言葉を削ってばかりいると、同時に自分の内面にある言葉も削れていくような気がする。それは創作をする人間としては致命的なんじゃないかなあ。

 

こんにちは。津島つしまと申します。
漫画家です。代表作は「夫は実は女性でした」(講談社)。
昨年は樹村房からLLマンガ「つたえたい きもち」を刊行しました。

 

これからもどんどん漫画を描いて、続々と本を出していきたい。
そんなふうに考えているので、自分の内面にある創作の泉を豊かにすることに対しては貪欲です。いいものを描きたい。面白く、質の高いものを。

 

質の高い作品をつくるためには、自分自身の心の質を上げていくことが必要なんだろうと考えています。そして心の質を上げるためには、自分を大切に、人にやさしく、真面目に生活をして、勉強をたくさんする。
多少の青臭さも必要かな。

 

ブログなんて今更はじめてどうなるんだという気持ちもある。
黙ってたほうがかっこいいんじゃない?
漫画家なんだから漫画で表現しろよ?
人の気分を害するかもよ?
ムダじゃない?

 

でも、いま、はじめたいんだから仕方ないよな。

 

自分を大切に。

 

津島つしま